【ゴジラ】核実験で生み出された驚異の荒ぶる怪獣が人類に報復するGIF画像 まとめ
「ギャオォォォン」という独特な鳴き声、そして、観客にのしかかってくるような、あのおどろおどろしい音楽・・・日本の映画会社「東宝」が特撮怪獣映画『ゴジラ』を1954年に公開して以来、ゴジラはシリーズ化され、今やアメリカハリウッドでも公開されるに至りました。核実験により眠っていた太古の恐竜が怪獣として目覚め、身勝手な人類に復讐するという、人間のエゴ社会に一石を投じたゴジラのGIF画像をご覧ください。
( ╹◡╹)っ・・・ゴジラとは?
鳴き声とのしかかるようなテーマソングが印象的な【ゴジラ】
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=_takVbqbzkUなかなかに表現しにくいのですが、「ダダダン、ダダダン、ダダダダダダダン」という、巨大な物体がじわじわと迫りくるような重苦しい音楽と、時折流れるゴジラの「ギャオォォォン!!」という身の毛のよだつばかりの鳴き声は、一度聴いたら脳裏からなかなか離れません。
【ゴジラ】全長50メートル、恐竜がモデル
制作・配給会社「東宝」の公式発表によれば、ゴジラの全長は当初、50mに設定されていました。外見は太古の恐竜で、全長10mほどもあったティラノサウルスによく似ていますが、水爆の実験で放射能に汚染されて5倍に巨大化し、そのうえ火炎放射などの特殊能力を身につけたこの怪獣に人類は抗う術もなく、逃げ惑うしかありませんでした。
【ゴジラ】元は核実験に対する抗議の作品だった
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=BTu0Zzf0x-8ゴジラの制作背景としては、1954年当時に国際問題化した「ビキニ環礁水爆実験」に対し、抗議の意味が込められていたと伝えられています。ちなみに、ゴジラ第1作目のプレタイトルは「水爆大怪獣映画」『ゴジラ』でした。怪獣ゴジラは、地球を好き勝手にする人類にとって恐怖そのものでした。また、核兵器によって生み出された怪獣が、人間が開発した「オキシゲン・デストロイヤー」によって葬られるという、人間の身勝手さを描いたものになってしました。当時のコピーライトとしては「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」などと標榜されていました。
【ゴジラ】は和製『キングコング』を意識して作られた
GIF画像ではアメリカの怪獣『キングコング』と日本の怪獣『ゴジラ』が戦っている様子が伺えます。この作品は1962年に公開されたシリーズ第3作目『キングコング対ゴジラ』ですが、日本だけでなくアメリカでも上映され、大ヒットになりました。この作品の制作背景には「おしきせのような戦後社会の破壊と、無秩序をもたらすような和製キングコングを作りたい」という監督の想いがあったようです。キングコングはゴジラの大先輩に当たる怪獣だった訳ですね。
( ╹◡╹)っ・・・ゴジラの闘いの軌跡
悪の【ゴジラ】が正義の味方になる第一期:昭和【ゴジラ】シリーズ
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=W-YObVIqzPUゴジラシリーズは主に3シリーズに分類されます。最初のシリーズは、昭和期に制作されたゴジラですが、第5作目『三大怪獣 地球最大の決戦』では、ゴジラが人類の味方として描かれ、敵対する怪獣たちとのし烈な戦いを繰り広げました。
100mに巨大化し、人類そっちのけで怪獣と闘う第2期:平成【ゴジラ】シリーズ
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=L50kFfahKNk昭和40年代まで順調だった昭和期のゴジラシリーズは、家庭用テレビの普及や作品そのもののマンネリ化、大衆迎合化が進むなどで斜陽期を迎えました。その結果、1975年公開の第15作目『メカゴジラの逆襲』で大ゴケし、予算の関係から1984年まで制作が見送られています。時代が昭和から平成に移るにつれ、原点回帰の意味で1993年、第16作目『ゴジラ』が制作・公開されました。ここで、ゴジラは再び人類の敵として描かれています。いわゆる「平成ゴジラシリーズ」ですが、ゴジラは一貫して人類の味方ではなく、むしろ人類の存亡などそっちのけで、敵対する怪獣とひたすら一騎打ちするというスペクタクル性を重視した作りになりました。全長も霞が関ビルなど、高層ビルの普及で昭和30年代の50mから一気に80m、100mになり、2016年の最新作では108mと倍以上の大きさになっています。
再び悪と化した第3期:ミレニアムシリーズの【ゴジラ】
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=vF_-dGmo9E8やはり、怪獣ゴジラの本質は、エゴを振りまく人類に対する「怒り」と「報復」にあると思います。西暦2000年以降に東宝で制作されたゴジラシリーズを「ミレニアムゴジラシリーズ」と称しますが、ゴジラは再び人類の恐怖の対象として、徹底して悪の怪獣として描かれました。
【ゴジラ】アメリカハリウッドに進出したGODZILLA
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=RpwyW6nxeZo
ミレニアムゴジラシリーズに入る少し前の1998年、ハリウッドでアメリカ版ゴジラ(GODZILLA)が制作・公開されました。国民性の違いを考慮した結果、日本のゴジラと違って「怪獣」という視点ではなく、エイリアン同様、「UMA(未確認生物)」的なスタンスで描かれています。
【ゴジラ】監督は『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ氏
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=BTu0Zzf0x-8
アメリカ版ゴジラの監督は、エイリアンに襲撃される世界を描いたSF映画『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ氏です。劇場で観ていると、ゴジラが『インデペ』のエイリアン同様、人類史上最大・最悪・最強の敵として描かれており、しかもリアルな軍隊も登場して当初はコテンパンにやられていくというストーリーの流れは、確かに『インデペ』の流れを汲むものだったと、今にして思います。