幽霊は棒立ち、もしくは「うらめしや～」と、両手を胸の前でぶら下げるのが主なポーズです。

これは日本のみならず、海外の白い布を被ったようなゴースト、中国のキョンシーなど、実は世界共通の幽霊ポーズです。
（キョンシーはおばけではないですが）


しかし、こんな犬のちんちんのようなポーズでは、全く怖くありません。

そんな中、幽霊ではなく悪魔憑きの代表的なポーズ、ブリッジ。

映画『エクソシスト』で披露されて有名となりました。

なぜ悪魔が体を操ってブリッジをさせるのか分かりませんが、このブリッジのポーズに恐怖を感じるのは、蟲ように見えるからではないでしょうか。

本当に感じているのは、恐怖ではなく嫌悪感なのでは？

人間がブリッジの体勢で迫ってきたら、蟲を彷彿させて気持ち悪いですが、一体なぜ人間にとり憑いた悪魔は、人間にブリッチをさせるのでしょうか？


悪魔の中でブリッジのポーズをしている悪魔は、知る限り存在しません。

つまり、普段悪魔がするポーズなのではなく、人間の体にとり憑いたのはいいが、中々思い通りに動けなかった、というポーズなのでしょうか。

悪魔がとり憑いてブリッジをする人間。

突然現れたら驚きますが、冷静に考えてみて、本当に怖いのでしょうか？

どう考えても、この体勢は不利です。


もし本当に悪魔がこの体勢で迫ってきても、顔面に蹴りを喰らわせれば沈むでしょう（笑）

悪魔憑きがただ単にブリッジをして迫ってきても、実は怖くありません。では、どうすればブリッジが怖くなるか。


その１ 高速ブリッジ
これは怖いです。怖いですが、その場で上下しているだけでは、脅威ではありません。

その2 未熟ブリッジ
ブリッジになりかけのブリッジ。

下半身はブリッジになりそうな形ですが、上半身は下半身の下で地面を這う体勢。

弱点の顔を脚でも守れて、これは効果的！
ただし、脅威かといえばそうでもありませんね。

その3 ひねりブリッジ
ブリッジをするかと思わせて、上半身だけをひねり、なんと上半身と下半身の前後が反対になっている、という変則ブリッジ。


この体勢になってしまったら、もう完全に悪魔が憑いているとしか思えません。こんな体勢で迫ってきたら、もう顔面を蹴るしかありません！


……やはり、蹴りに弱そうですね。

その4 天井ブリッジ
天井に張り付いて迫ってくるブリッジ


これだ！！
これなら蹴りで簡単にやられることもなく、更にかなり怖いです。

体は上を向いているのか下を向いているのか、この体制はブリッジなのかハイハイなのか分かりづらいですが、これが正しい悪魔憑きポーズなのではないでしょうか？

折角悪霊がとり憑いているのに、本来人間が出来る動きをしたって対して怖くはありません。むしろ、より人間らしく効率的に道具を使ってきたほうが恐ろしいです。


映画『エクソシスト』にもありましたが、悪魔憑きでもっとも恐怖を感じ、ほかの悪霊やゾンビなどとは違う動きは、首が180°回転するや、天井に張り付くなどの超人化ではないでしょうか。

反して悪霊の動きは……意外と普通。

死んでいるだけだからなのか、実に人間らしい動きしかしません。

しかし、その分突然背後に現れるなど、瞬間移動などで怖がらせます。

この画像を見せられて、「これが悪霊です」と言われてもピンとこないでしょう。

しかし「悪魔に憑かれている」と言われればしっくりきませんか？


全く別の動き、冷静に考えると怖くなくむしろ攻撃のチャンス！なんていう動きをさせては、相手を怖がらせるどころか、相手を笑わせることになってしまいます。


悪魔、悪霊にそれぞれそれらしい動きをさせることが、恐怖心を煽るのに効果的です。