探究心旺盛な性格で、高度な分析力と判断力を持つ紅莉栖は、私情を挟まない冷静さをも持ち合わせています。

自分や仲間が本当に危機的状況に置かれた場合の紅莉栖の取り乱し方は尋常ではありません。実力主義のアメリカの研究所では殺伐とした日常を送っていた為、弱みを見せないようムスッとした表情をしています。友達はいません。

岡部から数々のあだ名を付けられ、その傍若無人な態度に最初は不和になりがちだった彼女は、ラボの研究を通じて次第に打ち解け、やがては岡部の良き理解者として数々の救いの手を差し伸べるようになりました。基本的に彼女は素直で、面倒見が良いのです。

やがて岡部の優しさに惹かれて恋愛感情を抱くようになった紅莉栖は、行動の端々にツンデレな一面を見せます。ラボ内では岡部と橋田を変態I呼ばわりしますが、まゆりには姉妹のように接しています。

荒野のハイウェイを歩き続けた岡部の下に、紅莉栖がオープンカーで駆けつけました。夕闇に染まる中、「別の世界線での岡部との記憶」に戸惑っている紅莉栖に、「どの世界線でも好きだった」と紅莉栖への想いを告白する岡部に対して、紅莉栖は頷くのでした。

[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=DGVkX4hGBZw
まゆりも紅莉栖も死なないシュタインズゲートの世界に到達してから1年後、アメリカの研究所にいた紅莉栖が、仕事を理由に1年ぶりに秋葉原へと帰って来ました。

岡部は激しい頭痛に襲われ、次々に脳裏に浮かぶ別の世界線での記憶によって頭をかき乱されていきました。過去の数限りない歴史改変とリーディングシュタイナー発動の代償として、彼は自分しか存在しないR世界線に飛ばされてしまいました。この時、時間跳躍のもたらす苦悩を知り抜いていた岡部は、過去改変を厳しく禁じていたのです。

愛する岡部の記憶が薄れてしまった世界線で、紅莉栖は「何かこの世界に足りないもの」を取り戻すために、敢えてタイムリープ装置を開発し、R世界線に向けてタイムリープしました。