【バラク・オバマ】現職アメリカ大統領で初めて広島を訪問したバラク・オバマのGIF画像集
ハワイ州出身のバラク・オバマは、大統領就任当初からリーマンショック後の国内経済の立て直しを強いられました。対外的にはイラクやシリア、イスラム国などの中東・テロ問題、台頭する中国のAIIB問題に端を発するアジア安全保障問題等、難題への対応に追われる中、氏は「核の根絶による平和」を訴えに、現職大統領として初の広島訪問を果たしました。巧みな演説とカリスマ性を併せ持つバラク・オバマの実像を紹介します。
【バラク・オバマ】アメリカ合衆国初の黒人大統領
【バラク・オバマ】台本なしのオープンスタンスのスピーチが特徴
【バラク・オバマ】「オバマ・スマイル」と称された満面の笑顔
【バラク・オバマ】生粋のスポーツマンシップを持つ男
【バラク・オバマ】大の音楽好きでipodユーザー
【バラク・オバマ】軍事介入を好まず、ノーベル平和賞受賞
【バラク・オバマ】中東和平に向けて尽力するも・・・
【バラク・オバマ】テロ対策でホワイトハウスに動揺を呼び込んだ
おそらく、オバマ大統領が方針を転換する事になった「最初の」きっかけは、増長するイスラム国の無差別テロだったのではないか、と今にして思えます。2001年、世界貿易センタービルやペンタゴン、ホワイトハウス等の要所を襲ったイスラム武装勢力による同時多発テロ以来、絶えずテロの恐怖に晒されてきたアメリカは、テロ撲滅を世界に訴えてイスラム国に対し、徹底抗戦を宣言しました。
【バラク・オバマ】100年に一度の大不況を克服し、経済再建を果たす
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=H7uw6Zz46gE2016年11月には新しい大統領が誕生する見通しの第45代アメリカ合衆国大統領選挙。任期も半年を切った今、オバマ氏の功績で一番大きかったものはやはり、国内経済の立て直しと、デフォルトの危険を伴いながらも一定の効果を上げた、「財政の安定化」にあったのではないかと思います。海外派兵による軍事コストを下げると同時に「シェール革命」を断行し、石油・天然ガスの増産と輸出増に成功した結果、アメリカはリーマンショック後、通算8年間で24%のプラスGDPを達成しています。
【バラク・オバマ】71年越しの広島訪問を初めて実現させた米大統領
そして、日本人であれば絶対に忘れてはいけないのが、現職大統領による初の広島訪問を成し遂げた人物が、バラク・オバマ氏であった事です。「核廃絶による世界平和の実現」を終始唱え続けてきた同氏だったからこそ、実現できた偉業に他なりません。確かに氏は就任当初から「ヒロシマを一度訪れたい」という気持ちを表明していましたが、2016年5月27日にようやく実現しました。一般世論として今回の広島訪問は、第二次世界大戦中、尚も抗戦の構えを見せる日本に対し、戦争の早期終結を促すため、広島、長崎に二発の原子爆弾を落とした当事国のアメリカ合衆国と被爆国日本の長かった戦後に、ようやく一区切りがついたとされています。その長いくびきから解放し、アメリカの最後の誠意を示したのが、バラク・オバマ大統領だったのではないでしょうか。言葉ではなく、態度で「哀悼」の意を表した同氏に、一日本人として感謝の言葉を贈りたいと思います。