ゴムやポリウレタンで作られた避妊具であり、性感染症の感染を防ぐコンドーム。

“ゴム”というと、このコンドームを指す場合が多いです。

名前の由来は、コンドーム医師の名からと、フランスの地名・コンドンからという説があります。
しかし、この医師が実際にいたかどうかは不明です。

ものを束ねる時に使われる輪状のゴム、輪ゴム。

日本で輪ゴムが使われたのは1923年、自転車のチューブを薄く切り、日本銀行が紙幣を束ねるのに採用しました。

鉛筆などで書かれたものを消すことの出来る消しゴム。

消しゴムは1772年頃にロンドンで市販され、日本では1886年に製造されました。

一般的に「消しゴム」と呼称されていますが、日本字消工業会やメーカーでの表記は「字消し」です。

最近の消しゴムはポリ塩化ビニル製の「プラスチック消しゴム」が主流となっています。

主に上に乗るなどしてバランス感覚を養ったり、運動にダイエットなどを目的としてしようするバランスボール。

“エクササイズボール”などとも呼ばれますが、“ゴムボール”と呼ばれることもあります。
しかしポリ塩化ビニル製なので、ゴムではありません。
･･････なぜ“ゴムボール”と呼ばれるのでしょうか？

ゴムで作られた袋の中に気体を入れ、膨らませて使用する玩具の「ゴム風船」。
一般的に“風船”とはこの「ゴム風船」をさします。

他にも材質や用途に応じて「紙風船」、「ガス風船」、「水風船」と呼びます。

ゴム製の曲がる鉛筆。
「くねくね鉛筆」や「スネークペンシル」などの商品名で、実際に販売されていました。

ゴム製の物もあれば、そうでないものもあり、中には実際に書けたり削ったりすることが出来る物もあります。

傷や汚れ、刺激の強い薬品などから手を守る「ゴム手袋」。

しかしこのゴム手袋を使用しているせいで、逆に手がかぶれてしまうこともあります。

ゴム手袋に使用される天然ゴムがアレルギーを引き起こすこともあり、また内側の白い粉（パウダー）などが原因でかぶれる場合があります。

ゴムや伸縮糸で作られた「ゴムひも」。
髪をまとめる際に使用するのは「ヘアゴム」、一部では「髪ゴム」と呼ばれることもあります。

ゴムがむき出しの輪ゴムなどと違い、周囲を繊維で覆っているので髪に張り付くことがありません。

バンジージャンプなどに使用される“ゴムひも”の一種の「ゴムロープ」。

“バンジー”とはニュージーランドの方言で“ゴムひも”のことを指します。

非常に高い弾力をもち、大きく跳ねる「スーパーボール」。

アメリカのWham-O社による爆発的人気商品。
アメリカでは「スーパーボール」というのは主にこのWham-O社の商品をさし、高弾性のゴムボールを呼ぶ場合は「バウンシーボール」と呼びます。

『ONE PIECE』の主人公のルフィが「悪魔の実」を食べたことでなった「ゴム人間」。


船上での直射日光に晒されても問題なく、さらに炎を纏うなどゴムらしから特性をもっています。
あくまでも身体が“ゴム”になったのではなく、“ゴムのように”なったのかもしません。

･･････でも雷は効かないんですよね。