[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=GGsohezPRXU
『雨ニモマケズ』『銀河鉄道の夜』などで知られる文豪宮沢賢治は、農業に従事しているイメージから麦わら帽子、農作業着を着込んだ14歳の少年という役回りを負っています。彼はつい最近まで、電気も電話もない村「イーハトーヴォ」で牛を飼って生活していました。

武装探偵社の社長にスカウトされて入社した彼は、幼さゆえか金銭感覚が殆ど身についておらず、村で普通に行われていた物々交換で商売が成り立つと真剣に思っている節がありました。誰からも好かれるタイプの人間ですが、宮沢の異能力『雨ニモマケズ』は、空腹のときだけ発動する能力で、怪力を発揮し、ピストルの弾も跳ね返すくらいに体が頑丈になります。

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『怪人20面相』『人間椅子』など、推理・幻想・怪奇小説家の江戸川乱歩は、作中では茶色のハンチング帽やスーツをだらしなく着た26歳の男性という役回りを負っています。いつもニヤニヤしながら、人に向かって失礼な物言いをする事が多いのですが、推理能力に特に秀でており、武装探偵社では一目置かれた存在です。反対に推理以外はからきしダメな人物です。

そんな江戸川の異能力は『超推理』で、事件の情報を聞くだけで事件の真相が分かってしまいますが、実は彼自身は異能力者ではなく、単に洞察力が人の数倍優れているだけの常人に過ぎません。

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『学問のすゝめ』などの著書で知られる啓蒙家・教育者の福沢諭吉は、作中では武装探偵社の社長という役回りを負っています。和装の男性で社員の事をいつも考えていて、人心掌握術にも秀でている人物です。

福沢の異能力は著書『学問のすゝめ』の一節、『人上人不造』で、部下である探偵各員の能力の強さのみを制御できる能力です。

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『羅生門』『蜘蛛の糸』などの著書で知られる文豪、芥川龍之介はこの作中では、敵側に当たる「ポートマフィア」の首領直轄の遊撃隊員であり、武闘派組織「黒蜥蜴」を指揮する権限を持った殺人者という役回りを負っています。普段は黒い外套をまとい、感情を表面に出しませんが、命令が下れば、楽しむように人を殺したりと冷酷非情な性格をしています。

芥川は貧民街の浮浪児の出でしたが、当時ポートマフィアの幹部だった太宰に見出され、太宰の部下となりました。太宰には特別な感情を抱いている節があります。

そんな芥川の異能力『羅生門』は、外套を「黒獣」に変化させて操る能力で、黒獣は空間を含むあらゆる物質を切り裂いたり、食らう事が出来ます。

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「汚れつちまつた悲しみに」などの詩で知られる詩人の中原中也は、作中では小柄ながらに体術に秀でた、戦闘能力が異常に高いポートマフィア幹部という役回りを負っています。太宰の元相棒ですが、太宰の事は毛嫌いしています。

中原の異能力『汚れつちまつた悲しみに』は、触れたものの重力のベクトルと強さを操ることが出来ます。

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芥川に忠実な部下、樋口一葉は彼と共に首領直轄の遊撃隊に所属し、武闘派組織「黒蜥蜴」を指揮する権限を持つ女性です。彼女には異能力がなく、それが彼女を次第に追い詰めていく事になります。