【山の日】楽しい山のぼりと気をつけたい山の事故のGIF画像 まとめ
日本では例年、8月13~15日の3日間、慣例的にお盆休みが至る所で取られています。それをよりまとまった休みにするべく、2016年8月11日に新たな祝日「山の日」が設けられてお盆休みが延長された結果、帰省に、山登りにと向かう家族づれを見かけるようになりました。「山の日」は楽しい山登りの日ですが、気をつけたいこともいっぱいあります。山の美観とその事故にまつわるGIF画像を挙げてみました。
( ╹◡╹)っ・・・美しい日本の山岳風景
【山の日】3月下旬から4月上旬は山登りの第1シーズン
日本では、寒くなく、暑くもない3月下旬から4月上旬にかけてが、最も山登りに適したシーズンの一つだと言われています。その最たる理由が「桜」で、日本各地の山岳・丘陵一帯では鮮やかで清楚なソメイヨシノの桜が満開を迎えます。新たに制定された8月11日の新祝日「山の日」でも、避暑の一環として山登りにハイキングと、家族連れで山々が賑わいを見せています。
【山の日】満開の桜と萌える緑山、底まで澄みきった湖を堪能
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=DRqjPWkqD0c8月は1年で最も暑い時期で、35℃以上の猛暑が連日続くことも珍しくありません。特に都会はアスファルトの道路の照り返しや機械の熱にさらされますので、体感的に余計暑く感じてしまいます。そのため、避暑目的でまとまったお盆休みを使って涼しい山に登り、キャンプする家族連れが近年増えてきました。すでに桜は散っていますが、その代わりに太陽の光で山々はより緑に萌え、湖はより澄み切った青色の水面を張る美しい景観は、日頃酷使する目の保養に最適と言えるでしょう。
【山の日】谷間の中腹に咲く花畑でランチタイム
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=RLQ_rgxIx3A山の谷間や高原一帯に咲き誇る色とりどりの花も、疲れた体の休養や目の保養に最適です。ビニールシートを敷かず、自然の草に直接座ってランチなども一興です。
( ╹◡╹)っ・・・山登りの危険な落とし穴 あれこれ
【山の日】山道での走行は端に寄りすぎないようにしましょう
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=9IYfGLeVdw4
車が通らない山道で、コーナリングをうまく決めたいという気持ちは分かりますが、山道での運転は用心して行いましょう。山道は車一台通るのがやっとというくらいに幅が狭いところが多く、側溝も生い茂る草に隠れて目視では分かりにくい時があります。端に寄りすぎて側溝にはまってしまい、なかなか出られずに救助を待つという、レジャー気分が台無しになるような最悪のシチュエーションを迎えないよう、ドライバーの方はご留意ください。
【山の日】道なき道の走行は大変危険です
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=kHfuT_LSsbE
整備された山道ではなく、けもの道を走破する・・・これが一番やってはいけないドライブです。「草木が生い茂る中で走行していたら、目の前がぱっと開けた。しかし、そこは高く切り立った崖だった」・・・という、生死にかかわる事態に遭遇しないとも限りません。崖だけでなく、巨大な穴ぼこに落下して大けがをする可能性もあります。山での救助は、一般道路のようにJASのお世話になるという訳にはいかず、ヘリコプターを使った大掛かりなものになり、大勢の人に迷惑をかけますので、伊達や酔狂で無茶な運転をするのはやめましょう。
【山の日】キノコ狩りは必ず有識者同伴で行いましょう
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=oexePoai6ls
家族そろってキノコ狩り、楽しいひと時ですね。でも、キノコは食べられるキノコと毒性を持ったキノコがあり、見た目にも区別がつかないものがたくさんあります。素人知識で採って料理し、家族全員が中毒死する事例が毎年後を絶ちません。キノコ狩りはきちんとした知識を持った人と一緒に行うようにしましょう。
【山の日】急激に流れこんでくる雲には要注意です
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=XQki3RUdAek
山頂を包むような雲にも要注意です。遠目からすれば壮大な自然現象ですが、山頂付近で急に流れ込んできた雲に遭遇すると、時として暴風雨に匹敵するほどの強い風に見舞われ、思わぬけがをすることがあります。気象情報はこまめにチェックし、危険だと感じたらすぐに下山しましょう。
【山の日】霧が出てきたらむやみに動かないようにしましょう
山では雨が降り続くと自然と雲が下に降りてきて、そのまま辺りが霧状に包まれることがよくあります。霧が出てきた場合、足元が濡れていたり、周囲がおぼつかないことが多々ありますので、やはり思いがけないケガや事故の原因になりかねません。できるだけ晴れるのを待ってから行動するようにしましょう。
【山の日】霧の中では転落防止のため、お互いに注意しましょう
山での死亡事故の第一位は「滑落・転落」です。このGIF画像の右側の男性登山客は足がもつれて転倒し、そのまま斜面を転落しています。打ちどころが悪かったら即死、そうでなくても打撲・捻挫・骨折などのけがの可能性があります。一方、左の男性登山客は茫然と、パートナーの転落ぶりを眺めています。一見すれば薄情な人間のように映りますが、これはこれで正しい行動です。無理に相手を助けようとすると自分も巻き添えを食って、助かる命も助からなくなるからです。特に山霧の中では足元だけでなく、周囲全体が見えなくなりますので、お互いの位置を知った上でひんぱんに声がけし、足元に注意しながらゆっくり進むようにしましょう。
【山の日】崖崩れの前兆を目撃したら、すぐにその場から逃げましょう
[元動画] https://www.youtube.com/watch?v=gcehpsITquo
山登りで常に考えておかなければいけないのが、このがけ崩れです。単純に小石がパラパラ落ちてくる訳ではなく、時として人間大の岩石がゴロゴロ落ちてきて、登山者を押しつぶすことがあります。雨上がりで5m以上もある高い崖のそばに近づいた時、小石がパラパラ落ち(る音を聞い)てたり、木の幹が割れるような音を聞いたりした場合は、すぐにその場から避難するようにしましょう。