振り向いて何かを話すレレイ・ラ・レレーナ[ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり]

声 - 東山奈央
コダ村に住むカトー老師のもとで魔法を学んでいた15歳の少女(3巻以降は16歳)。定住地を持たずに大陸を流れ歩く部族「ルルド」出身。特地では15歳が成人基準なので、一応「大人」の女性という事になる。日本語を短期間で習得し、銃器の原理を独力で理解。ノイマン効果を利用した魔法の開発、自動車運転をマスターするなど頭脳明晰。
基本的に無表情で冷静だが、伊丹に近寄る女性に嫉妬したり、対炎龍戦では饒舌になったりとまったくの無感情というわけではない。伊丹が勝手に炎龍退治に行こうとした際などは無言のプレッシャーをかけたりもした。カトーによれば幼少時から病弱な母親の世話をするために働いており、母と再婚した義父からも冷たくされた事から身内であっても「ギブ&テイク」の関係が必要と考えており、自分から他人に甘えたり他人を甘やかしたりという行動がとれない。そのため閉門騒動後の『門』再開通のための作業では「目的を完遂しなければ」と無理のし通しだった。キャラクターのモデルは、日本の著名なロボットアニメに登場する赤い瞳の少女であると『湯煙温泉編』で、表現されている。
元々通訳・魔導士など、様々な形で自衛隊側・特地側双方で一目置かれる存在だったが、炎龍討伐メンバー唯一の「帝国生まれのヒト種」であることから帝国内で英雄に祭り上げられ、さらにハーディの思惑によって日本と特地の運命を左右するキーパーソンにまで押し上げられることになる。
伊丹に対しては、伊丹が知らずにレレイに対し、特地で婚姻と同義の儀式行為をしてしまったがゆえに、自分の事を「伊丹の配偶者」であることを自称しているが、ロゥリィ達からはその話が出るごとに、ことごとくスルーされている。伊丹の女性関係が話題に上がると集中力と表情が乱れやすくなる。自分の家で伊丹に手作り料理を振舞う(人体実験する)こともあるようで、その度に伊丹の食事の嗜好を研究する学術的な観察日誌をつけていたり、レレイの家にはどう見ても一人で寝るには大きいベッドがさりげなくあったりと、彼女なりに色々と努力しているようである。また伊丹がギブ&テイクと程遠い性格(=甘えてもいい存在)であるためか、漫画版にて三日間一緒に寝泊まりした際は三日とも甘えるような素振りを見せている。
戦闘時は、地球側の技術を研究利用した画期的な「爆轟」と評される攻撃魔法を使用する。しかし、そのままでは射出方向が変更できないため、身動きが速い敵には当てられないという欠点があった。炎龍戦では剣の柄の部分にセットしたまま別の魔法で飛翔させて超速で剣を遠隔射出するカタパルトとして使用した他、家庭用真鍮製漏斗を魔法で飛翔させ、敵に近接させた上で、上記ノイマン効果魔法でメタルジェットを発生させるというレレイが自ら編み出した成形炸薬弾のような爆裂魔法を駆使する。対炎龍戦では若干トリガーハッピーな部分も見せた。
アニメ版ではナレーションを担当する。

れいにゃ❤(。☌ᴗ☌。)