第拾壱話「対馬の天道」

必ず博多からの援軍が来る。それだけを支えに戦ってきた輝日たち。しかし、北の沖に現れた船団は蒙古軍のものだった。

報せを聞いた輝日は、援軍がまだ来ないこと、加えて南北から蒙古軍に挟撃される危機に一度は絶望したものの、迅三郎、長嶺と共に蒙古軍を迎え撃つ覚悟を決め、東壁の守りにつく。

阿無志、火垂、導円も各々の戦いを始める。そんな中、蒙古軍の使う石火矢の攻撃により、長嶺と刀伊祓たちが守る南門が破られて……。

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