いま

「いま」という言葉はとても不思議です。例えば僕が「いま!」と叫んでも、「ま!」と言い終わる頃には僕の表現したかった「いま」はとっくに昔のことなのです。

そんな不思議な言葉「いま」をドミノにしました。ドミノも一瞬で過ぎ去ってしまう物です。表現しようのない言葉だとしても、「いま」の連続こそが時の流れだと思います。

この作品で「いま」まさに過ぎ行く、かけがえのない「いま」について考えていただけたら嬉しいです。

TAIYU NAKAYAMA