第玖章「凶鳥乱舞 -カラス-」

隼人の学生時代の先輩であり、新聞記者として働く葦切拓真は稀モノである手紙を読んでしまったことにより自殺未遂を起こす。カラスや稀モノについて調査を進めていた彼は何者かに狙われてしまったようだ。フクロウは葦切が残した手帳により、ナハティガルの地下で人為的に稀モノを作成していることや、その中心に笹乞が関係していることを知る。笹乞は過去に本を出版しており昌吾も読んだことがあるという。

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