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この聖闘士が出てくると今までの努力が全て無になる。そんな気持ちを少年少女にたっぷり教えてくれたキャラです。全てが無になると行っても振り出しに戻すわけでなく、逆に一瞬で敵を倒してしまうというタチの悪さです。おいしいとこを全部もっていってしまうという役割。メインの聖闘士の中ではっきりと兄弟関係を表し、とても情深い家族愛を体現してくれるのが一輝です。でも基本は一匹オオカミで、皆と仲良くしていません。弟である瞬が戦闘中に敗色が濃くなるといつでもすぐに駆けつけて指先一つで解決してしまいます。そんな彼は幼い頃から聖闘士の修行を強いられていました。孤児院で過ごしていた頃、兄弟で寄り添うようにいたのですが、本格的に修行が始まる際に、弟の出向先が地獄のような場所と知り迷う事無く弟の変わりに自分がいくと言い出します。特に弟は心根が優しい為に、生来根性の座ってた一輝は全力で弟を守ろうという気持ちが強かったんです。それでも結局二人とも地獄にも近いと噂される修行先を引き当ててしまい、一輝は弟と脱走を目論見ます。その折にトラップとして1万ボルトの電流を受けてしまうのですがそれでも尚生きているという10歳児。その頃は聖衣も何ももらってはいなかったけどすでに不死身のフェニックスとして運命が始まってたのかと思います。物語の冒頭では最強のラスボス的ポジションでした。弟思いの兄の面影はどこいったのやら、自分をこんなめにあわせた原因である城戸家とそれに関わる人間すべてを滅ぼそうとしていたという豪気っぷり。主人公たちとの戦いの中で物語早々に改心し、頼れる強い味方として参戦するもののやはり城戸家に対してはいい感情はもってないようで思いやりを見せるのは弟とその仲間うちだけでした。彼のまとう聖衣はクロスのランク付けの中では格下であるブロンズ(主人公たちのも同様)なのですが普通に見ていて格上のゴールドの人たちにも全くひけをとらないチートのような強さを持っています。一番の反則は「一握りの灰があれば蘇られる機能」かと。聖衣が壊れてしまっても自己修復できるのです。最後の方では自己進化まで出来てしまうという優れもの。そこ考えてしまうのが、敵から攻撃をうけて聖衣が砕けたとしてそれを修復するのはわかるのだけれど着てる本人も修復されてしまうのか?という事です。一輝は結構の頻度でラスボス級の敵から必殺技を受けて生死不明なほどのふっとばされているのですが、必ず炎をまとって復活しかえってきます。不死鳥を見事体現しているのですが、それは聖衣だけの領域の話ではなかったのかな、という気分にさせられます。そこは小宇宙のパワーというものでどうにかなっているのだろう、と解釈しておくべきなのでしょうか。でもとにかく、やられてもやられても蘇る姿はかっこいいです。敵が女の子でも容赦なく、筋の通った戦いをする彼はまさにアニキです。